ボールはコートに入ればそれでOK?

「コートに入ればO K」
「少しタイミングを外したけど入って良かった」
「アウトして申し訳ない」

 

 練習中にこのように思っていませんか?もしそうならその考え方は今から変えて欲しいと思います。なぜなのかを今回説明していきます。

 こんにちは。森慶大です。

一般の方のテニスを見ていると「コートに入ればO K」というマインドでテニスをしている方があまりに多くて、これではまずい!と危機感を持っています。試合では「コートに入ればO K」というマインドでも良いんです。でも練習中から入ればO Kと考えていると試合でいいパフォーマンスを発揮することができません。 先週YouTubeに上げた動画でこのような話をしています↓

この動画でお話ししているように「狙う」という意識を持つことが非常に重要です。「うまくなりたい」という気持ちが強い人ほど「どんな打ち方をすればうまくなれるのか」「フォームがよくないからいい打ち方を身につけよう」と考えがちです。これ自体が悪いわけではありませんが、この考えに偏ってしまうと伸び悩みまっしぐらです。これがいつもYouTubeでお伝えしている「フォーム依存症」です。

「打ち方の練習」と「狙う練習」を使い分ける

打ち方に偏るとよくないですよという話はいつもしていることです。では逆に「狙う」ことに偏るとどうなるのでしょうか。その場合、小手先の打ち方になってしまいがちです。公共のコートで年配の方々がテニスしているのを見ていると、「打ち方は綺麗じゃないけど、ボールをコントロールするのが非常にうまい人」が結構多いです。フォーム依存症の方とは真逆のタイプです。このタイプの方はスクールに通って経験があまりもしくは全くなく、「テニスという競技性」を純粋に楽しんでいるように感じます。このような方々を見るともっと打ち方をちゃんと習うともっとテニスが楽しくなるのになあと思ったりします。
フォーム依存症の方々にはこのタイプの方々を見習って欲しいです。

要はバランスなんです。どちらかに偏ってしまうとバランスを崩して伸び悩んでしまいます。この文章を読んでいる方はもしかしたらフォームに偏っている方が多いかもしれません。もしそうだなと思う方は「打ち方の練習」と「狙う練習」をバランスよく行ってください。大雑把に説明すると

・打ち方の練習→レッスンを受けるもしくは球出し練習
・狙う練習→対人練習

がオススメです。打ち方の練習は皆さんいつもされていると思うので割愛します。
狙う練習については、「エリア制限ラリー」もしくは「的当て練習」が簡単でいいと思います。

エリア制限ラリーは「サービスラインとベースラインの間を狙うラリー」とか「アレーでラリーする」等です。エリアにちゃんと打たないとという気持ちが働くので自然に狙う意識を育てることができます。

的当てラリーは的を狙いながらラリーをします。的が小さいとなかなか当たらないので最初は大きく(もしくは小さい的をたくさん置く)するといいと思います。
ここで書いたことと似ていることをこちらの動画で話しているので興味がある方はご覧ください↓

「狙って打ちましょう」ということを言うと、「私はまだ下手だから狙う余裕がありません」ということを仰る方がいます。しかしこれは間違いです。この言葉の裏には「いい打ち方ができるようになれば勝手に狙えるようになるだろう」「いい打ち方ができないから狙えない」「まだ初中級レベルなのに狙えるわけがない」というような思い込みが隠れています。

いい打ち方であることと狙うことは関係がありません。スクールの上級クラスに通うような人の中には「打ち方はきれいだけど狙うのは下手な人」はいっぱいいます。また、初中級者だとしても「狙う意識」は今日から持つことはできます。最初はうまく狙えなくておtこむかもしれませんが、やり続けていけばだんだん狙えるようになっていきます。

ボールのコントロールの精度が高い人は、いい打ち方ができるようになって狙えるようになるわけでも、ある時急に狙えるようになるわけでもありません。みんな全くコントロールできない状態から「狙おう」という意識を持ち始めた瞬間から少しずつ変わり始め、やり続けた結果、高い精度でボールをコントロールできるようになったのです。僕自身がそうです。フォーム依存症で「コートに入ればO K」と考えてテニスをしていた頃から意識を変えて練習をし続けた結果なのです。

「練習」では厳しく狙って打ってください。ミスしてもいいんです。ミスしながら精度を上げる練習をしましょう。口では「ごめんなさい」と相手に謝りながらも心の中ではミスを恐れずにやればいいのです。
練習中にそれだけシビアに狙っていたら試合は正直簡単なものです。なぜなら「あんな広いコートに入ればいい」のですから。

 皆さんも今日から「打ち方の練習」と「狙う練習」を是非分けて練習してください。

オンラインスクールやYouTubeでもコントロールするためのコツや練習法については今後も配信予定なので今後を楽しみにしていただけたら嬉しいです。

 

僕の使命は、皆さんのテニスの上達をサポートして、テニスをより楽しんでいただくことです。そのために必要なことは「相互コミュニケーション」です。YouTubeやメルマガで有益な情報を配信していますし、これからもしていきますがそれだけでは実は足りません。一方通行のメディアだとどうしてもコミュニケーションエラーが起きてしまいます。皆さんも仕事や家族間のコミュニケーションで経験があると思います。直接話していてもエラーが起きるのに、一方通行のメディアだと尚更なんです。

コミュニケーションエラーを正す、もっと言うと皆さんの勘違いを正すということなのですが、これをするには「相互コミュニケーション」をとることなんです。どうすればいいかというと「質問」をしてください。分からないことやつまづいていることを質問してください。僕でよければ直接レッスンにお越しいただくか、オンラインスクールに入っていただければ質問にお答えします。こちらは必要に応じて動画でお答えします。

YouTubeにコメントをいただければテキストでお答えできる範囲でお答えさせていただくのでこちらもご利用いただけたらと思います。

質問は僕ではなくお近くの信頼できるコーチでもいいです。とにかく大事なのは「コーチとコミュニケーションを取って疑問や詰まっていることを解消すること」です。YouTubeで勉強するだけでも一定の成果は出ると思いますが、信頼できるコーチから習った方が上達速度は一気に上がると思います。

このような内容をメルマガでも配信していますので、無料なのでご興味がある方は是非ご登録ください↓

 

今日も最後までお読みいただいてありがとうございました。次回をお楽しみに!

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私は子供達にテニスの楽しさを伝えたいと思ってテニススクールをやっています。

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