こんにちは。福岡でテニスコーチをしている森慶大です。

今回は「子供のスポーツ上達のために重要な2つのこと」というテーマで書きます。

私はテニスコーチをしていますが、今回の話はテニスに限った話ではないので、今回のテーマに興味がある方は是非お読みいただけたら幸いです。
私は運動が苦手でしたが頑張って全国レベルの選手とも戦えるようになった経験があります。その経験から、運動が苦手な子供や伸び悩んでいる子供のスポーツ上達を応援しています。これまで1000人くらいの指導経験から皆さんお役に立てるような情報をお伝えできたらと思っています。

★才能がないとうまくなれないのか?

「才能・センス・運動神経のようなもの(以後「才能」とまとめて表現します)」がないとスポーツは上手くなれないと思っていませんか?世界のトップレベルまでいきたいのならそれも必要でしょう。しかし、この投稿を見ている方でお子さんを世界のトップレベルまで育てたいと思っている方は少ないでしょう。そうであるなら「才能」がなくても上達できます。15年以上テニスコーチをしてきて、一見「才能」がある方じゃないな、と思っても頑張って上手くなってきた子供たちをたくさん見てきました。

では「才能」がない子供たちが上達するには何が必要なのでしょうか?

★やる気が大事

私は「やる気」と「指導力」が大事だと考えています。当たり前のことのように感じるかもしれません。

例えば、テニスをやっている2人の子供がいるとしましょう。「才能があるけどやる気がない子(Aくん)」と「才能はないけどやる気がある子(Bくん)」です。Aくんは運動神経抜群でスポーツは何をやってもうまい。でもテニスは特に好きというわけではなく、嫌いでもないからなんとなく続けている感じ。一方Bくんは、ちょっと鈍臭いタイプ。足も速くないし、ラケット捌きも決してうまいとは言えません。しかしやる気はあります。上手くいかないから悔しくてたまりません。でもテニスが好きで上手くなりたいから、自分でYouTubeを見ながら打ち方の研究をしたり、自主練習をどんどんやっています。とにかく暇があったらテニスのことを考えています。

どちらが上手になるでしょうか。2人が同時に始めたとしたら最初はAくんの方がうまいかもしれません。しかし時間が経つにつれてBくんが追いつき、追い越していく様子が私には想像できます。

後もう1つ大事なことが指導力。たくさん練習すればいいというわけではありません。特に運動が苦手な子供や伸び悩んでいる子供は「一般的な指導」ではなかなか上手くいきません。普通なら1段で上がれるような階段を0.5段とか場合によっては0.2段くらい細かく噛み砕いて指導する必要があるのです。逆に言えば、それくらい噛み砕いて指導することができればきっと上達できます。

★大事なのは「楽しい」と「自信」

指導力は指導者を選べばいいとして(選び方はまたの機会に)、子供のやる気を高めるには何が必要なのかについて書きます。私は「楽しい」と「自信」だと考えています。

人間楽しくないとなかなか続きません。「楽しくないけど必要なこと」ってなかなか続けるのは難しいですよね。ダイエットなんかそうだと思います。ダイエット自体を楽しいと思ってやっている方はほとんどいないと思います。必要だから嫌でもやるわけですよね。

大人がそうなのだから子供は尚更です。子供が楽しいと感じることでなければやる気は上がらないでしょう。

2つ目は「自信」。これは重要です。指導者から言われてやってみたら「できた!」とか自主練習を頑張って「試合に勝てた!」とかそういう経験を1回すると自信になります。この達成感をまた感じたいと思って頑張るわけです。運動が苦手な子や伸び悩んでいる子は自信を失っている場合が多いです。特に運動が苦手な子供は学校の体育や遊びのドッヂボールなどで周りの子達と比べて上手くできないことで自信をなくしていたり、もしかしたら周りからできないことで馬鹿にされたり、仲間外れにされた経験がもしかしたらあるかもしれません。私自身運動が苦手だったので、小学校の頃などはサッカーやバスケといったスポーツが全然できなかったので、仲間に入れず悲しかった思い出があるのでよく気持ちが分かります。

そういう場合は、「小さな自信」をつけることです。ほんの小さなことでいいんです。小さな自信から始まって続けていけばいずれ大きな自信になっていきます。テニスで説明するなら、

ラケットに当たらなかった子が当てられるようになった!
3回しかコートに返せなかったのが、5回も返せるようになった!
全然打てなかったサーブができるようになった!

こんなことでいいんです。もっと言うなら、「1ヶ月休まずに通えたね!」とかでもいいんです。とにかく小さな自信をつけることです。私自身、ここは非常に気をつけていることです。運動が苦手な子供は運動が苦手なことで嫌な経験をしていることも多いので、できなかった時に「やっぱりできない」と落ち込んでしまう傾向にあります。そんな時にコーチが「なんでこんなこともできないんだ」みたいな表情をしていたり、諦めるような態度をとってしまうと、子供はさらに自信をなくしてしまい、さらにスポーツが嫌になってしまうでしょう。そのことがきっかけで一生スポーツをしない選択をしてしまうかもしれません。そうならないように、励ましながら根気強く指導し、自信をなくすことがないように細心の注意を払っています。

今日の内容は以上です。

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