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中途半端にスポーツをするのはよくない?

 

こんにちは。
熱血テニススクール(福岡・春日・大野城・太宰府)の森慶大です。

 

プロになるわけでもないのに
スポーツをやっても意味ない

 

という人がいます。
また

 

スポーツにはまると
プロにもなれず
ちゃんと就職もできなくなるから
中途半端にスポーツにはまらない方がいい

 

という方もいます。

 

 

正直両方とも同意です(笑)

 

こどもの頃の教育って何のためにするかって
人それぞれありますが、僕は

 

飯を食える大人になってもらうこと

 

が大きな目標かなと思っています。

これは教育業界では有名な
はなまる学習会さんのコンセプトです。

僕も同意です。

 

 

だから

プロになるわけでもないのに
スポーツをしても意味がない

中途半端にスポーツにはまっても
人生を棒に振るからよくない

というのも納得できます。

 

ただ

 

それは何も考えずに
スポーツに取り組んだ場合

 

だと考えています。

 

 

将来のことを何も考えずに
ただひたすらスポーツをすると
そうなってしまうでしょう。

 

「俺はスポーツも勉強もして
どっちの道にも行けるように
しておく!」

「将来は高校の部活でテニスを教えたい!
だから、教員免許を取れる大学を目指す!
しかも、ちゃんとこども達にテニスを教えたいから
今の内からテニスのことを真剣に学びたい」

「もっとテニスがしたい!
でもこのままじゃ就職ができないから
まずは勉強して、大学に入る。
大学に入ったらテニスをたくさんする!」

「親が事業をやっていてうまくいっている。
だから、今の内から親の手伝いをしながら
自分で事業を起こして飯を食っていく力をつける!
同時に、やりたいテニスもやる!」

 

という感じで
将来のことをちゃんと考えながら
スポーツをやるというのであれば
僕はどんどんやった方がいいと思います。
スポーツを通じて学ぶことは
たくさんありますから。
友人もたくさんできますし。

 

問題は

 

どうやって
自分で考える力を育てるか

 

だと思います。

 

 

「自分で考える力」を育てる2つの方法

 

僕は

 

①答えのない問いを問いかけること

②本人に責任を負わせること

 

だと考えています。

 

 

①については

学校の勉強だと
先生が答えを教えてくれます。

でもそれでは
自分で考えることをしません。

しかも
大人になったら
正解のない、もしくは正解が分からないことに対して
よりよい答えとは何なのかを
考えなくてはいけません。

ここが学校の勉強とは根本的に違うところですね。
(学校の勉強を否定しているわけではありません)

 

大人がこども達に答えのない問いを
投げかけることが大事だと思います。

 

★何で勉強が大事だと思う?
★人に好かれる人はどんな人だと思う?
★織田信長は偉人だと言われるけど
人をたくさん殺したのに
何で偉人と言われるんだろうね?

 

とか、そんなことです。
日常を見渡せば何でも投げかけられます。

 

ちなみに
僕がこども達に促しているのが

テニスノートです。

 

 

これがこども達の考える力を育みます。

 

 

②の本人に責任を負わせるについては

ただ考えるのと
考えた結果、責任を負わなければならないこと
では全然考えることの深さが変わってきます。

 

例えば、テニスの試合。

試合中、接戦になって
このポイントを取ったら相手の勝利の場面。

自分はどんなプレーをすればいいのか
どんな心持でプレーをすればいいのか

そんなことを真剣に考えます。
だって、負けたくないんですもん。

 

 

 

 

このように自分でその結果に対して
責任を負うことになるものは
真剣に考えるでしょう。

でも結果に責任を負わないものであれば
すぐに考えるのをやめてしまうでしょう。

 

本人に責任を負わせる2つの方法

 

責任を負わせて考えさせる方法が
2つあるかなと思います。

 

1つは「どうしてもやらなければならないこと
に対して責任を負わせること。

例えば、寝坊する子。
こんな子はあえて起こさない(笑)

起こさなければこどもは遅刻するでしょう。

それでも起こさない。

 

遅刻するのが嫌なら

どうすれば自分で起きられるのか

を考えるようになります。

★前日の夜更かしをやめる
★目覚ましを5分ごとにならすか
(↑これは僕のことですが(笑))

自分でどうにかするでしょう。

親はひやひやものかもしれませんが
こうするのはありだと思います。

 

 

もう1つの責任を負わせる方法は

こどもが熱中するものを
見つけることです。

 

先程のテニスの試合の例がそうです。

負けたくなければ真剣に考えます。
練習も真剣になります。

どうすればもっとうまくなれるか?
どうすればもっと練習の質が上がるか?
どうすればもっと練習量を確保できるか?

という感じです。
これらについて考えてもらうのが
先程ご説明したテニスノートです。

 

 

先日こんなやり取りがありました。

 

ある子が

ある大会で優勝したい!

とノートに書いていました。

 

どうやったらそれが叶うかを一緒に考えました。

以下会話の再現↓

 

コーチ
「いい目標だね!
それを達成するにはかなり練習しないといけないね!
1年前の自分の実力を思い出してごらん。
去年のレベルをレベル1だとすると
今はレベル何くらい?」

ジュニア
「レベル10くらいと思います」

コーチ
「目標を達成するにはレベルが
どれくらい必要だと思う?」

ジュニア
「1000くらいは必要だと思います」

コーチ
「それなら今のままの練習で叶う?」

ジュニア
「無理です!」

コーチ
「そうだね。
レベル1から10に上がるのも
すごいことだよ!
この1年本当に頑張ってうまくなったね!
ただ、本当にその目標を達成するには
現実的にはまだまだ足りないことは事実だね。」

ジュニア
「頑張ります!」

コーチ
「どうすればレベル1000まで上げられるか
一緒に考えてみよう」

 

 

 

こんな感じでした。
ここで彼が学んだことは

 

客観視すること

逆算思考

 

です。つまり

 

今の自分の実力を客観視して
達成するために
目標から今の実力を逆算して
必要なこと・量を考えること

 

ということです。
考える力の重要な要素の1つです。

 

何かに熱中し真剣になれば
こども達は考え始めます。

 

ただし

 

どう考えればいいのかがこどもには分かりません

 

だから大人が手助けしてあげないといけないと思っています。

 

ここで自分で考えることを教えないと
最初に書いた

 

何も考えずにスポーツにはまるこども

 

になってしまうかもしれません。

そうなっていないか大人達が
見守った方がいいでしょう。

 

 

このように

こどもに責任を負わせることで
こども達の考える力を育むことができます。

いきなり考える力が育つわけではありません。

こどもの頃から少しずつでも
考える力を育てることが大事だと思います。
考える力があれば

 

★自分は将来どんな生き方がしたいのか?
★そのために今何を学ぶべきなのか?
★どんな生き方をしたいのか分からないなら
今自分がすべきことは何なのか?

 

を自分で考えるようになるでしょう。

 

考える力を育むことは
とても大事なことだと考えています。

 

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